ファミコンRPG探訪 完走した感想

番外編(2) シルヴァ・サーガ

ファミコンRPG探訪ではなく無念を晴らす枠(毎週土曜日10時~13時)でクリアしました。
やった感想を残しておこうと思います。

インターフェース

普通のマルチウィンドウ式(要はドラクエ)です。
唯一ちょっと気になったのは、ルートメニューに戻るとときに一瞬ウィンドウが閉じかける演出が起きるために先行入力でAボタンを押してしまって違うメニューが出てしまうなどということがありましたが、まあ慣れで何とかなる範囲でした。

またもう一つ特筆すべき事項は、BGMがあまりよくなかったです。というのも特にバトルが顕著ですが、単調なメロディを短い間隔でループする感じになっていて音色で眠たくなってくることが多かったです。

見た目

1993年発売ということもあって見た目は非常にまとまっていました。
特に敵キャラクターの書き込みがすごくよかったです。

バトルシステム

前作のミネルバトンサーガとは違い、いたってシンプルなコマンド選択式のシステムです。
個人的にはこのぐらいシンプルなのが好きなんですけどね。

何も考えず進めると普通過ぎて拍子抜けするぐらい普通なのですが、唯一「傭兵」と「神像」というシステムが特色です。
主人公とは別のパーティとして傭兵軍団3名のパーティと、神像という謎の存在3体のパーティを組むことができ、戦闘を肩代わりしてもらうことができます。 ※傭兵は前作でもありました。

傭兵については町で売っている武器防具を装備させることができ、ほぼ終盤まで主人公パーティとそん色ない働きができます。
神像については合体というシステムがあり、要は女神が転生するアレみたいに神像同士を合体させて別の神像を作ることができるわけです。

ただ、
・後述の通りそもそもバトルの難易度が著しく低い
・使わなかったパーティには経験値が入らないのでわざわざ切り替えて経験値配分する必要がある
・装備などの関係上ラストは結局主人公パーティで挑むことになる
といった問題があるために、サブパーティに頼る必要性が薄く、結局あまり使わずにエンディングを迎えてしまいました。

一応利点としてはコマンド入力なしのオートバトルになるのでその分楽ができるといったところでしょうか。

バトルの難易度・バランス

悪い意味でずっと平坦に簡単です。
魔法攻撃は敵味方問わず固定ダメージを与えるという仕様と、味方の物理攻撃は強く敵の物理攻撃はほとんど被ダメージがないという仕様がかけ合わさった結果、脅威となるのは魔法攻撃だけになり、結局たたかう連打でだいたいバトルが終了するバランスになっていました。

味方がやられるシーンも序盤に1,2回あったかもしれないぐらいですが、基本物理で殴って魔法攻撃の威力よりHPが下がったら回復しておけばOKなのでバトルが単調に感じました。
もはやあまり関係ないかもしれませんが、新規グラフィックの敵が出てきた直後に色違いが出てきて性能がほとんど変わらないといったこともちょこちょこあったような気がして、バトル面での進んでいる感・強くなっている感はあまり感じないつくりになってました。

総合的にみて

悪い出来のゲームかと言われるとそこまでではなかったですが、終わってみると平坦だったなあという感想です。
前作のミネルバトンサーガがあれはあれで終盤かなりきつくなるバランスだったこともあって、それも含めて思ったよりあっさり終わった感が強かったです。


文章:せかぴー(@second_pz