ファミコンRPG探訪ではなく無念を晴らす枠(毎週土曜日10時~13時)でクリアしました。
やった感想を残しておこうと思います。
一人で冒険、敵も1対1ということで初代ドラクエです。
フィールドマップの移動もオーソドックスな作りで操作のテンポもよく、第一印象はよかったです。
ファミコンの中ではかなりこなれた部類だと思います。
1対1で戦う初代ドラクエ形式ですが、バトルのテンポがめちゃくちゃ早いのでその点だけはかなり高評価です。
逆に言うと、敵からの特殊攻撃が実質眠らせ(のようなもの)一択で、パラメータを上げ下げするバフデバフは効いているかわからないレベルで意味を持たず、結局レベルを上げて物理で殴るのが最短の攻略法であったことから攻略要素的な部分はかなり薄く感じました。
これに加え、エンカウントシステムはランダムエンカウント、かつフィールド上のエンカウント率がかなり高くゲーム内時間はほとんどバトル曲を聴いていたのではないかレベルでずっとバトルをこなすことになります。
バトルバランスも序盤はよかったものの終盤に至っては最強装備にしていてもレベルが1つ2つ違うだけでエンカザコでも毎戦ごとに回復が必要な程度に苦戦する感じ(逆に言うと2つぐらい上げればかなり楽になる)で、結局話を進めたければレベルを上げてくれという印象を強く受けました。
こうなると単調な殴り合いを延々こなすことになりがちで、事実おそらくプレイ時間の半分以上はレベル上げだけをしていたと思います。
配信で雑談しながらやってましたので全然苦にはなりませんでしたが。
前述の通り中盤以降が非常に厳しいです。
装備更新が思ったほど多くなく、更新したところでちょっと楽になったかな程度であることと、こちらが実質一人で戦っていることもあって装備更新の余地がなくなったらレベルを上げるしか打つ手がなくなるのが気になるところでした。
ちなみに逃げ成功率は体感50~60%でドラクエのような4逃げ確定成功のような救済措置もなさそうでした(7逃げ失敗ぐらいはやった記憶あります)
セーブは特定の場所でしかできないシステムというのも合わせると、逃げて温存してボスという作戦が使いづらく結局殴り合いに勝っていくのが近道になりがちでした。
ちなみにかなりQSQLして進めたので楽にエンディングまでいけたような感じでしたが、おそらくQSQLを封印するのであればもう1レベルか2レベルは上げたほうがよさそうでした。
30年以上前のゲームにいまさらあれこれ言ってもも仕方ないのは承知の上、
見た目はいいしテンポもいいんですが、いかんせんバランスがレベル上げに寄りすぎている感じが否めませんでした。
でもこれがファミコンと言われれば、まあそうだねということになりますね。